ネタフィムがオランダの温室栽培施設メーカー「Gakon」を買収

気候変動や情勢変化により高まる地産地消の需要への対応を展開

農業において、安定して作物に水と栄養を与える精密灌水システムを扱うネタフィムが、オランダの温室メーカー企業Gakon社と買収契約を締結しました。ネタフィムは温室市場で数十年にわたって活動しており、現在、最先端の農法に対する需要の高まりに対応するために、一流の温室プロジェクトの生産と供給における提供を拡大しています。

現在、ネタフィムが取り扱う点滴潅水製品を主軸とする精密灌水システムに加え、外部の環境変化に影響を受けることなく食糧の生産を行う農業用ガラスハウスの販売事業を開始致します。Gakon社は企業名を「Gakon Netafim」社に改名し、ネタフィムの子会社として温室施設のソリューションを展開します。

Gakon Netafim社の温室トマト栽培施設(オランダ/ユトレヒト)

Gakon Netafim社の温室トマト栽培施設(オランダ/ユトレヒト)

 

今回の買収は、ネタフィムの精密管理農業における専門性に、Gakonの高度な温室技術を組み合わせた相乗的な取り組みと位置づけ、農業用ガラスハウスを活用した新たな農業技術を、各国の現地法人を通して生産者に提供します。

Gakon Netafim社による温室栽培施設及びハウス設備について

この買収は、世界におけるネタフィムの点滴灌水技術への信頼と専門知識に、Gakonの温室効果技術が組み合わさることで、相乗効果が期待されます。

ネタフィムは、56年にわたる農業プロジェクトの経験と、世界各国で利用されている高度な灌水技術により、リーディングカンパニーとしての地位を確立しています。一方でGakonは、温室栽培施設プロジェクトの実績、メーカーとしての製造力、あらゆる面での独自の専門技術を培ってきました。
これら両社の特性を集約することで、温室栽培施設への包括的で幅広いサービスにより、生産者があらゆる気候条件でも生産性と効率を最大化できるようにサポートいたします。

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Gakonについて

Gakon施設栽培プロジェクトは、高品質のターンキー型園芸プロジェクトの生産、供給、構築、そしてサービスを提供する世界をリードする企業の一つです。70年の経験を持つGakonは、構想から完成までプロジェクトを管理してきました。同社は、オランダのウェストランドに統合された本社を生産拠点とし、独自の温室を生産しています。