多彩な機能を持つスプリンクラー灌水

多彩な機能を持つスプリンクラー灌水

スプリンクラーシステムは、作物の増収から、冷房や霜の軽減に至るまで、多彩な機能を持っていることに驚かれるでしょう。

スプリンクラー:お客さまのニーズに応える精密な灌水ツール

スプリンクラーは無駄が多く、適切な灌水方法ではないと思われれがちです。しかし、当社のミニ・マイクロスプリンクラーの場合、そのようなことはありません。特に、システムが効率的に設計され、比較的少ない散水量の場合はなおさらです。水と養液の散布を正確に行いたい、またはスプリンクラーを使用して環境制御、霜の軽減、作物の増収を行いたいと考えている生産者の方がたに、現代の技術は新たなツールをもたらしました。農業の可能性を広げる、このすばらしい世界をご体験ください。

果樹

果樹

  • 樹下灌水
  • 防霜
  • 冷房
  • 果樹・葉の保湿
  • 塵の除去

続きを読む

 

露地栽培用スプリンクラーの灌水システムを選ぶ際に考慮すべきこと

スプリンクラーの間隔

露地用スプリンクラーの間隔は、主に植え付けパターンと、使用する農業機械の車両・器具の寸法などに基づいて決めますが、他にも考慮すべき点があります。スプリンクラー間隔が狭ければ狭いほど、多くの装置とパイプが必要になり、設備投資額が高くなります。一方、特に風の強い地域では、スプリンクラー間隔が広いほど、均一な散水をすることが困難になります。

スプリンクラーの流量とシステム全体の散水量

作物が必要とするものを日々供給するだけでなく、不均一な水の分布や土壌浸食の原因となる容脱を防ぐ方法を選ぶことが重要です。土壌の浸透能に対応した散水量を持つ精密灌水システムを探す必要があります。精密スプリンクラーシステムの散水量は、流量が多いセンターピボットやレインガンとは異なり、低~中程度の流量であるため、容脱は発生しません。

水滴のサイズとジェット噴射による衝撃

激しいジェット噴射は、新芽を傷つけたり、種子を露出させてしまったり、土壌の浸食やクラスト(土膜)を引き起こしたりするおそれがあります。一方、非常に細かい粒子の噴射では、小さい水滴となって風に飛ばされたり蒸発したりするので、均一な散水分布を阻害するおそれがあります。必要な距離まで届き、均一な散水パターンを維持できつつ、作物を傷めないスプリンクラーをお探しください。

露地栽培に最適なスプリンクラー

D-NET™(Dネット)

D-NET™(Dネット)

露地・野菜の生産者さまが、10メートル以上の広い間隔で作物を栽培する場合、3Dアーム・インパクトスプリンクラーDネット™は、最大限の散水効果を発揮します。

MEGANET™(メガネット)

MEGANET™(メガネット)

比較的小さな水滴で散水させる、育苗や発芽にも最適なスプリンクラーです。等しい2本のジェット水流が、散水の均一性を最大限に高めながら、反動によるブレを起こしません。

GYRONET™ TURBO(ジャイロネット ターボ)

GYRONET™ TURBO(ジャイロネット ターボ)

スプリンクラー間隔が7x7m以下の高密度植栽や屋外の発芽床に理想的で、果樹栽培の気化冷却や散水氷結にも適しています。

果樹園用のスプリンクラー灌水システムと防霜に効果的なシステム

果樹園の全面灌水

多くの農園では、果樹園の全面に灌水を行う必要があります。このような場合に使用されるスプリンクラーは、低い射出角度と強力なジェットを備え、葉のすぐ下の幹に水が当たるように設計されています。これらのシステムは丈夫でメンテナンスが容易であり、過酷な水環境でも優れた耐久性を発揮します。

果樹園の局所的灌水

マイクロスプリンクラーをベースとし、樹木の根域に灌水を行うように設計します。このタイプの灌水は、作物の列と列の間の空間を濡らさず、水と養分を効率的に利用できます。広く浅い根系を持つ樹木や、砂質土や石を多く含む土壌の地域に特にお勧めです。

防霜

果樹の霜害は、収量の低下や果樹の枯死も引き起こすおそれがあるため、作物に適したスプリンクラーと取付け間隔を決めることはとても重要です。当社が提供する、果樹の霜軽減に効果的な灌水システムは、水の被膜を形成して果樹作物を保護するという原理に基づいており、効率よく霜を軽減することができます。効率的なこのシステムは、広大な面積を一度にカバーしながら、設備投資のコストを抑え、水の節約にもつながります。

当社の専門家から防霜に関するアドバイスを受ける

施設作物用灌水システムを選ぶ際に考慮すべきこと

スプリンクラーの間隔

作物の価値が高く、均一性が重要な場合には、温室、ネットハウス、トンネル内の水の分布が完全に均一になるよう心がけてください。

スプリンクラーの流量とシステム全体の散水量

スプリンクラーの設置間隔を決定したら、使用する土壌や培地の種類、必要な灌水間隔に合った流量を選択します。

水滴のサイズ

小さい水滴は蒸発して湿度を上げたり、冷房として利用します。大きい水滴はより大きいエネルギーを持っているので、密集した葉が培地を覆っている場合に散水すると有効的です。水滴サイズによってスプリンクラーを選ぶ際は、環境への影響と作物の種類を考慮する必要があります。

当社の専門家からアドバイスを受ける
圃場について何かお困りですか?

圃場について何かお困りですか?

ご質問・ご相談などお気軽にお問い合わせください。