Banner ネタフィムがイスラエルの主要企業として、日本の次世代にサステナビリティをレクチャー/ミス・ユニバース2021日本代表の渡邊珠理さんがネタフィムのイノベーションを体感

ネタフィムがイスラエルの主要企業として、日本の次世代にサステナビリティをレクチャー/ミス・ユニバース2021日本代表の渡邊珠理さんがネタフィムのイノベーションを体感

ネタフィムは、イスラエルで開催されたミス・ユニバース2021日本代表・渡邊珠理さんに大会後、サステナビリティについてレクチャーを行いました。次世代・渡邊さんが感じたイノベーションとは?

2022年3月25日 - 2021年、ネタフィムはイスラエルの農業界を代表する主要企業として、日本の次世代・渡邊珠理さんに「農業とサステナビリティ」についてレクチャーを行いました。ミス・ユニバース2021大会参加のため、イスラエルに滞在していた日本代表・渡邊さんは、サステナビリティに関心があり、同大会のスタディツアーでは、三菱商事やNTTをはじめとする主要企業の現地法人を訪問。そのうちの一社として、ネタフィムも選ばれました。

 

世界でも先進的な農業国に発展したイスラエルの文化と、ネタフィムのイノベーションを体感した渡邊さんは、それ以降「未来の農業」について思いを巡らせてワクワクしているとのこと。サステナビリティという切り口から、農業、テクノロジー、人々の暮らしまで、次世代・渡邊さんが描く未来像とは?

「農業を知らない若い世代に、農業×テクノロジーはこんなに面白いって届けたい!」

ミス・ユニバース2021にて、トップ16入賞を果たすという輝かしい成績を残した渡邊さん。実は10代の頃から、環境や治安の問題に興味があり、国際会議にも出席していたことがあるそうです。そんな彼女にとって、「サステナビリティ」は必然的に関心の高い分野であったため、大会後はイスラエル滞在を延長、現地のサステナビリティに積極的な企業を訪ね理解を深めました。その中の一企業であるネタフィムは渡邊さんを本社(イスラエル ・ハネゲヴ)へ招待、試験圃場で農業とサステナビリティについてレクチャーを行いました。

子供の頃から都会育ち、現在も東京でミス・ユニバース2021日本代表としての活動に奔走する渡邊さん。だからこそ、農業体験には日頃から定期的に参加し、日々のモチベーションにするほど楽しみにしているそうで、ネタフィムの訪問はかねてより心待ちにしていたとのこと。

「ネタフィム本社を訪れて、初めて農業に最新鋭のテクノロジーが使われている現場を目の当たりにしました。AIで制御するシステムなど、聞いたことはあったのですが、それが役立っている姿は衝撃的でした。一つの機材を見ていた時、スタッフの方からその機材にAIが搭載されていることを教えてもらい、”え!これがAIなの?”と驚くほど畑に馴染んでいたのが印象深かったですね。」

スタディツアーでは、ネタフィム本社スタッフと、ネタフィムジャパン株式会社代表取締役ジブ・クレメールが、AIを搭載した潅水コントロール製品ネットビート™️を中心にレクチャーを行いました。作物を栽培する場所(圃場/ほじょう)の「モニタリング・管理・分析・潅水施肥の情報」をネットビート本体からクラウドを経由し、スマートフォンやタブレットなどのデバイスで受信、そこから管理できるシステムが、なぜ役に立つのか?そもそも潅水にこだわることで、生産者および農家にとってどんな問題が解決されるのか?など、実際に畑で紹介することにより、ネタフィムのコンセプトが生産者の具体的な悩みに基づいていることを伝えました。

ネタフィムは1965年、イスラエルの共同集産村キブツの農家によって創業し、点滴潅水を発明して以来、技術を生み出し改良を重ね、世界中の生産者に製品・サービスを届けています。現在は、社会全体で技術革新にAIが組み込まれ、ネタフィムもAIを搭載した製品を開発しています。しかし、根本的な取り組みはAIおよびスマート農業を開発することよりも、あくまで生産者の課題解決です。そのための最適なソリューションとして生み出された製品を通し、スマート農業の促進を行っています。

イスラエルと日本の文化が重なる農業

「イスラエルの文化はとにかくチャレンジ精神が印象的でした。何でもまずやってみることや、どうにか実現させることに勢いよくエネルギーを注ぎ、それは人々の生活でもビジネスでも同じように感じました。イスラエルの週末には、男女共に全力で家族の時間を大切にし、食卓を囲むことも、その感覚に基づいているんだと思います。私たちもそんな風になればもっと人生が豊かになるはずです。

一方で日本の文化は、元あるものを着実に活かすことが得意ですよね。そんな中、農家さんは持続可能な農業へと導くテクノロジーの必要性を感じ、スマート農業は少しずつ受け入れられているように思います。とは言え、スマート農業という言葉は知っていても、テクノロジーが解決できる問題を知らない方も多いのではないでしょうか?

今回のレクチャーで栽培における様々な課題やひとつひとつの作業に触れたことで、農業を以前よりも具体的に理解できたと思います。アイデア豊富なイスラエル文化と、アイデアを生かしていくことに長けた日本文化が農業を通して重なるなんて、ネタフィムでお話を伺う前には思い浮かびませんでしたし、未来の農業が楽しみになりました。」

ミス・ユニバース日本代表に選出されるまでは、ウェブ上の解析をもとに効果的に広告マーケティングを行うアドテック企業で、会社員をしていた渡邊さん。テクノロジーにも興味津々だったため、今回のスタディツアーで農業にテクノロジーが生かされている現場を見ることができ、嬉しかったとのこと。

今後は、このような農業とテクノロジーのつながりが、収量と労働力の面から生産者の生活を支え、環境を保全し、結果としてサステナビリティにつながることを、もっと若い世代に伝えていきたいと話しています。

ネタフィムジャパンは、渡邊さんのような次世代が農業についての理解を深められるよう、支援活動を行っています。社会的責任の1つとして、農業の生産性向上のために、ネタフィムのイノベーションを通して生産者の長期的な課題と持続可能なソリューションに対して、次世代とともに取り組んで参ります。